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ヘリウムガスを使ったバルーンの膨らませ方・ボンベの使い方

HOW TO

ご自宅でバルーンを膨らませたい人へ。ヘリウムガスの基礎知識や簡易ボンベ(低圧の使い捨てタイプ)を使ったバルーンの膨らませ方を解説します。

家で使っても安全?ヘリウムガスの基礎知識

ヘリウムガスを使うにあたって最も気になることは、安全性。みなさんは、ヘリウムガスが無味・無臭・無毒であることを知っていますか?

無毒なので、ヘリウムガスを誤って少量を吸い込んでしまっても血液に溶けることは無く、体には影響を及ぼさないとされています。また風船用のガスボンベからヘリウムガスが漏れて吸い込んでしまっても、少量であれば特に心配はいりません。引火や爆発といった危険性も基本的にはありません。

実は、ヘリウムガスによるトラブルの多くは、毒性によるものではなく酸素を含まないガスそのものの特性によるもの。
例えば、ヘリウムガスを多量に吸い込むと一時的に酸欠状態になり呼吸困難を引き起こす恐れがあります。これはヘリウムガスに限らず、酸素を含まない気体を多量に吸い込むと起こりうることです。ですから、バルーンを膨らます以外の用途で、遊んだり、使用してはいけません。重大な事故を引き起こします。

1つのバルーンを膨らますのに必要なヘリウムガスの量は?

ヘリウムガスは空気よりも軽い気体(その重さは空気の約7分の1)で、温度が高いと膨張し、低いと収縮する特性があります。ちなみにヘリウムガスの体積を表す単位は、アメリカでは「ft3 (立方フィート)」または「ct(キュービックフィート) 」が使われていますが、日本では「ℓ(リットル)」が一般的です。

ヘリウムガスでフィルムバルーンを膨らませる場合、注意したい点は、3つ。

(1)温度変化で見た目が変わる

温度によってバルーンを膨らませるために必要な量が変わること。同じ量を使った場合でも、気温の高いときと低いときでは、バルーンの膨らむ大きさが違うのです。

(2)ガスを入れる勢いが強いとバルーンが破れてしまう

ヘリウムガスに付いている注入器具は、ガスが勢いよく出るようにできています。フィルムバルーンの構造は複雑なので、勢いよく入れると、注入口の弁が壊れてしまい、しぼんでしまいます。これを防ぐには、ゆっくりガスを入れることが大切です。

(3)充填ロスが発生する

はじめて取り扱う方は、ヘリウムガスをバルーンにいれる際にガスが少し漏れてしまうことがあります。漏れた分がロスになり、全部膨らませようとしても、予想外にガスが足りなくなることがあります。事前にガスの必要量を計算して、プラス10%程度を充填ロスとして見込んでおきましょう。

以上のことを踏まえて、目安としてのフィルムバルーン1つあたりのヘリウムガスの量は以下のとおりです。

■17~18インチ(45cm)の場合・・・15-18リットル
■スーパーシェイプの場合・・・35-50リットル
■エアウォーカー(90cm~200cm)の場合・・・80-150リットル

※当社商品のガス量を知りたい方は、一般の方でも気軽にご質問ください。

ヘリウムガスを入手する2つの方法

ヘリウムガスの基礎知識を知ったところで、ヘリウムガスをどこで入手するか。入手する方法は大きく2つあります。

業務用7000リットルになると重さ40~50㎏になります。取扱いにはご注意ください。

(1)業務用ボンベをレンタルする

イベントなどで自分たちでバルーンを大量に膨らませたい場合は、業務用高圧ボンベのレンタルがおすすめです。小さいタイプで800リットル前後のハンディサイズ、大きいもので7,000リットルの大型ボンベもあります。レンタルの際には本人確認が必要になることがあります。重いガスボンベを自分たちで運ぶことになるので、ケガ防止策や保管には安全対策も必要です。なお、レンタル会社により返却期間が異なります。個人で借りる際にはお子様が手を触れないよう、安全管理をしっかり行ってください。

【2019年7月補足】ヘリウムガスの国内販売停止について

ヘリウムガスは米国や中東より日本に輸入されていますが、2019年に入り国内の輸入量が激減しました。そのため、全国でヘリウムガスが欠品しており、一般の方はボンベをレンタルできない状況が続いています。医療設備や医薬品・精密機器の製造工場への供給が優先されますので、欠品はしばらく続く見込みです。ガスを注入したい方は、バルーン専門店に相談の上、お店での購入をおすすめいたします。

(2)簡易ボンベを購入する

ホームパーティーや小さなイベントの場合は、簡易ボンベの購入がおすすめです。おすすめの簡易ボンベ『バルーンタイム』は、使い捨てタイプの低圧型ボンベ。 大・中・小の3サイズがあり、専門店またはバルーンを取扱う量販店で販売されています。 業務用の高圧ボンベに比べて割高にはなりますが、リスクが少なく気軽に使える点が特徴です。バルーンタイムは国内のエスエージーバルーンズ(株)が1990年から日本へ輸入・販売されている商品で、安全管理と品質に定評があります。約30年に渡り無事故で、一般のお客様にhも安心して使用いただけます。

サイズはS・M・Lの3種類を展開しています。模倣品も流通しており注意が必要です。WEBでお探しの方は商品名をご確認の上ご購入をおすすめします。

 簡易ボンベを使った風船の膨らませ方

今回は簡易ボンベ『バルーンタイム』を使った風船の膨らませ方を紹介します。
※ご使用前には、商品に付属する説明書を必ずお読みください。

(1)元栓を開ける

容器の元栓を反時計まわりに回して開けます。ちなみに元栓を開けただけでは、ガスは出ませんのでご安心を。固く絞ったフェイスタオルを元栓に包んで回すと、女性でも楽に開けることができます。

(2)バルーンの弁口をノズルにさす

フィルムバルーンは逆流防止弁を内蔵した弁口がガスの入り口です。弁口の形状や位置は、ブランドやデザインにより異なります。Anagramバルーンの弁口は丸型の穴が開いた箇所です。弁口を見つけたら、ノズルにゆっくりさしこみます。

(3)ガスを入れる

ノズルを押し下げるとガスが入ります。押し上げたり、横に向かって押しても注入できます。ノズルを離すとガスは止まります。
ガスを一度に使い切らない場合は、使うたびに元栓をしっかり 締めてください。元栓を開けたままにしておくと、ガスが徐々に抜けてしまいます。

バルーンタイムを使うときの注意点

※容器には風船用のヘリウムガスが入っています。そのほかの用途には使用しないでください。
※ヘリウムガスは無害ですが、吸い込むと酸欠状態を起こすことがあります。絶対に吸い込まないでください。
※ヘリウムガスは不燃性ですが、容器を車内や直射日光のあたる場所、火器使用場所の付近などには絶対に置かないでください。缶が破裂する危険があります。(40度以下の場所で保管してください)

バルーンタイムを捨てる方法

使い終わったガスボンベは、安全に廃棄しましょう。容器が完全に空になっていることを確認してから、以下の作業を行います。

(1)マイナスドライバーを安全孔のふちに当てます。
(2)ハンマーで軽くたたくと、安全孔がめくれるようにして開きます。

容器は、高圧ボンベではなく「鉄くず」になります。不燃ゴミ・粗大ゴミ・スチールの資源ゴミのいずれかとなるため、最寄りの市町村や自治体の指示にしたがってください。
輸入元(エスエージーバルーンズさん)が公開する廃棄マニュアルもご覧ください。

簡易ボンベの購入はお近くの専門店へ

簡易ボンベの購入は、プロに相談できる専門店がおすすめです。購入後の取り扱いで不安な点や分からないことを教えてくれるほか、アフターサポートのあるお店もあります。ぜひ一度お店に足を運んでみてください

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イラスト・構成: 白方はるか

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