新型コロナの影響でパーティーや飲み会が減り、そろそろパーッと楽しく過ごしたいなと考えている方は大勢いることでしょう。生活は落ち着きを取り戻しつつあるものの、自粛期間があとどれくらい続くのか、気になるところです。
そんな中、アメリカから明るいニュースが届きました。2022年は、これまでの自粛ムードから「パーティー全盛期」へと大きく舵を切るだろうとのこと。実際、現地では開催数も増えており、暖かくなるにつれてさらに加速することが予想されます。
今回は、アメリカから2022年のパーティートレンドをご紹介。今年バズるテーマ、カラー、傾向を全て解説します。
2022年はバルーンが大ヒットする年に
2020年に世界中を震撼させた新型コロナ。アメリカでもステイホームが推奨され、集会もパーティーもすっかり鳴りを潜めました。しかし、2021年になると規制が徐々に緩和され、開催数も少しずつ復活。少人数で誕生日会や季節のイベントを楽しむ姿がみられるようになりました。そして2022年。コロナワクチンが浸透した背景もあり、これまで我慢していた分を取り戻すかのように華やかなパーティーを楽しむ人が急増しています。
この動きは、数字にも現れています。アメリカのパーティーバルーン市場調査では、2022年は市場が大きく伸び、今後5年の年平均成長率が4.2%アップすると予測。2020年は676.6万ドルだった市場が、2027年には901.9万まで伸びるだろうとしています。日本を含むアジア諸国でもバルーン市場の伸びが予測されており、2022年後半には日本も需要が回復するだろうと報じています。 ※1
2022年の流行をチェック! アメリカの最新パーティー事情
ここでは2021年を振り返りつつ、2022年のパーティー事情をご紹介。アメリカから最新情報をお届けします。
魅力が再認識された家族のホームパーティー。2022年もトップトレンドに
小規模なパーティーしか開催できなかった2021年。同時に、家族単位のホームパーティーの魅力が改めて評価された年でもありました。パーティーというイベントを通して、一番大切な人たちと語り合い、時間を共有し、絆を深める。それは、全てのパーティーの原点といえるでしょう。
2022年も、家族で楽しむホームパーティーの人気は継続中です。普段の団らんとのメリハリをつけるため、カラフルなバルーンやデコレーションで部屋中を飾り付けるのがアメリカ流。季節感を取り入れたり、子どもが大好きなキャラクターの世界を作り上げたりと、自由度が高いのも家族パーティーの醍醐味です。
2022年のキーワードは「ビッグ&大胆に!」
アメリカにおける2022年のバルーンマーケットは、『ビッグに大胆に!』がキーワード。2021年は前年よりパーティーが少しずつ増え始めたものの、あくまで「少人数で控えめに」がスタンダードでした。
2022年は参加人数が増え、規模も拡大。アフターコロナの需要として、華やかで個性的なビッグサイズ・バルーンを求める人が増えています。キッズバースデーでも、バルーンの多様化&大型化が進んでおり、スーパーシェイプの売り上げが好調です。今年はぜひ楽しい1年にしたい、という人々の思いが反映されているのかもしれませんね。
ガーデンパーティーも引き続き人気継続中
2021年は、新型コロナの影響から屋外で楽しめるガーデンパーティーがいっきに増えました。人との接触を避けて室内ですごす時間が長かった分、屋外の開放的な雰囲気が好まれたのでしょう。2022年もこのトレンドは継続中です。
鳥や花のバルーンを使って、自宅でのガーデン風パーティーを開催するパターンもあります。今はアウトドアをイメージしたバルーンやパーティーグッズがたくさん出ています。ビーチ風、ハワイアン・ティキ風など、テーマを絞り込んでみるのも面白いですね。窓を開け放てば、バルーンが風に揺れて一層爽やかな雰囲気に。天気に左右されることなく、季節感いっぱいのパーティーを楽しめます。
ささいなことでもお祝いに
アメリカの人は祝い事が大好きです。これまで抑制されていた分、2022年はたくさん楽しいことをしたい!という気運が高まっています。子どもの「期末テストお疲れ様パーティー」を開いたり、スポーツ観戦パーティーを楽しんだり。この「人生を楽しみたい」という姿勢は、積極的に取り入れたいですね。
規模が小さくったっていいんです。普段は気にも留めないささいな日常のひとコマも、どんどんパーティーにして楽しんじゃいましょう。
カラーは? テーマは? 2022年のパーティートレンド5選
パーティーの演出で悩んでいるなら、最新トレンドからヒントを得てみてはいかがでしょうか? ここでは、アメリカ発・2021年後半〜2022年前半までのパーティートレンドをご紹介します。どれも簡単ですので、チャレンジしてみてくださいね。
1. カラートレンドはパステル
2022年の流行カラーは、ずばりパステル系です。パステルは、ベビーシャワーやイースターなど、生命を象徴するお祝いによく使われるカラー。淡く柔らかい色合いは、幅広い世代に好まれること請け合いです。
特に注目したいのが、パステルイエロー、ミントグリーン、ライラック、クリームの4色。たくさん取り入れても子どもっぽくなりにくいのが魅力です。70年代を彷彿させるような、レトロポップな演出にもおすすめです。
3. 高級感を演出するメタリックバルーン
上品な光沢が美しいメタリックバルーンも今年のトレンドです。従来のアルミバルーンのような金属的な輝きと違い、シルクサテンのような艶やかな質感が魅力。洗練されたおしゃれな雰囲気を楽しめます。
ゴムバルーン、リボン、フラワー、ガラス等どんな素材とも相性がよいため、初心者でも取り入れやすいメタリックバルーン。存在感があるので、パーティーのメイン・デコレーションとしてもよく使われます。ウェディングやニューイヤーイベントなど、高級感が求められるシーンにもおすすめです。
3. ナチュラル素材で海外映画のようなパーティーシーンを
フラワー、グリーン、リネン、レースといったナチュラル素材とバルーンとの組み合わせも人気です。海外映画のようなおしゃれな空間を演出でき、屋内でもまるでガーデンパーティーのような解放感と爽やかさが楽しめます。
ナチュラル素材をメインにデコレーションを考えるなら、バルーンも落ち着いたアースカラーがおすすめ。カラートーンが整い、会場に一体感が出ます。一方、あえて少量のメタリックバルーンを混ぜ、都会っぽい洗練された空間を演出するのも素敵ですね。
4. ぽわんと浮かぶ「バルーンクラウド」が2022年の顔に
これまで、バルーンアートとして不動の人気を誇ってきた「バルーンアーチ」。2021年には進化版として、大小さまざまなサイズのバルーンを組み合わせて作る「オーガニックアーチ」が話題となりました。
そして2022年。オーガニックアーチからさらに派生した「バルーンクラウド」が、最新トレンドとして注目されています。大小のバルーンを雲のような形に組み合わせたもので、ぽわんとした丸いフォルムがかわいらしい作品です。
バルーンアーチに比べて初心者でもチャレンジしやすく、サイズも自由自在。ウェディングなどでは、天井全体を覆うような巨大バルーンクラウドが作られることもあります。カラーで迷ったら、ホワイトやクリアにテーマカラーのバルーンを少し混ぜてみてください。バランスよくまとまります。
5. 絶対にはずせないフォトスポットの演出
SNS全盛期の現代、盛れるフォトスポットの設置はマストです。小さくていいので、会場の一画にフォトショット専用のスポットを作りましょう。
難しく考える必要はありません。メインとなるスーパーシェイプのバルーン、テーマカラーのバルーン、そしてガーランドの3つがあればバッチリ。アメリカのパーティーやイベント会場には、必ずフォトスポットがあり、たくさんの人が入れ替わり立ち替わり写真を撮っています。その日の思い出を華やかに飾るためにも、ぜひ設置してみてください。
今回は、2022年の最新パーティートレンドというテーマでお届けしました。日本のバルーンやパーティーアイテムは年々充実してきており、今やアメリカ並みの品ぞろえを誇ります。本場のグッズが気軽に手に入る今だからこそ、最新トレンドを取り入れたパーティーで2022年を彩りましょう!
※1 360 Research Reports “Global Party Balloon Market Size, Manufacturers, Supply Chain, Sales Channel and Clients, 2021-2027“